自由律俳句を読む 124 「鉄塊」を読む〔10〕 畠 働猫
自由律俳句を読む 124「鉄塊」を読む〔10〕畠 働猫本業の繁忙期に扁桃腺炎からのしつこい発熱が重なり、3週休ませていただきました。皆様も体調にはお気をつけください。さて、今回も「鉄塊」の句会に投句された作品を鑑賞する。今回は第十一回(2013年3月)から。◎第十一回鍛錬句会(2013年3月)より沈丁花香り始めた変わろう先ず前髪を切る...
View Article後記+プロフィール 第459号
後記 ● 福田若之今号掲載の、川合大祐さんの「檻=容器」を読みながら、俳句とか川柳とかの、「長さ」って(あるいは「短さ」って)いったいどういうことなんだろう、ということを思うのだけれど、うまく考えがまとまらずにいます。 どういうことなんだろう。●それでは来週の日曜日にお会いしましょう。no.459/2016-2-6 profile■中村 遥...
View Article週刊俳句 第459号 2016年2月7日
第459号2016年2月7日■2015 角川俳句賞落選展 ≫見る■2014「石田波郷賞」落選展 ≫見る■中村 遥 光る魚 10句 ≫読む■川合大祐 檻=容器 10句 ≫読む……………………………………………■10年後の俳句の世界……大塚凱+堀下翔+生駒大祐 ≫観る■ぽ譚……柳本々々 ≫読む【句集を読む】イメージのスピード感 豊里友行『地球の音符』の一句……西原天気 ≫読む■自由律俳句を読む 124...
View Article〔今週号の表紙〕第460号 工事中 西原天気
〔今週号の表紙〕第460号 工事中西原天気ビルが潰されて、新しいビルが建つまでのあいだ、そこだけぽっかり空が見えて、いいものです。もっとも、壊しちゃいけないものを壊したりしますけれど(最近ではホテルオオクラ本館だとか、大丸心斎橋店だとか)、これはもう、しかたがない。何がだいじかは、人によってさまざま)。●週俳ではトップ写真を募集しています。詳細は≫こちら
View Article【週俳1月の俳句を読む】 賑やかな新年詠 守屋明俊
【週俳1月の俳句を読む】 賑やかな新年詠守屋明俊ロードムービー始まる鷹の目玉より 今井 聖鷹の鋭い目は作者自身なのだろう。この一年さまざまな出来事に遭遇したり、さまざまなことを起したりするだろうが、それを乗り越えて進んでいこうという、新しい年を迎えての作者の気構えが窺える。映画の一ジャンルである「ロードムービー」から、そう思った。「鷹の目玉」が象徴的。山神の削り花とは女陰の毛...
View Article【週俳1月の俳句を読む】 三人の俳人と七つの作品 瀬戸正洋
【週俳1月の俳句を読む】 三人の俳人と七つの作品瀬戸正洋眠ることと死とは近い関係にあると思う。永遠に目覚めなければ、それは死なのである。老人が居眠り好きなのは、そのせいなのかも知れない。うつらうつらするということは、この世とあの世を往ったり来り、所謂、死への予行演習なのである。いつか滅びる地球のうえで、うとうとと居眠りをしながら……。それでも、日々は過ぎていく。揚羽蝶耳のうしろが痛くなり 曾根...
View Article【週俳1月の俳句を読む】 「2016年新年」というテーマ詠 小久保佳世子
【週俳1月の俳句を読む】 「2016年新年」というテーマ詠小久保佳世子「新年詠」は「週刊俳句」ならではの企画として毎年興味深く拝読しています。特に今年は「新年詠」の投句期間が 2016年1月1日(金)~1月2日(土)...
View Article自由律俳句を読む 125 「鉄塊」を読む〔11〕 畠 働猫
自由律俳句を読む 125「鉄塊」を読む〔11〕畠 働猫本日はバレンタインデーですね。さて今回も「鉄塊」の句会に投句された作品を粛々と鑑賞する。今回は第十二回(2013年4月)から。◎第十二回鍛錬句会(2013年4月)より小さな手のまま老いる...
View Article〔その後のハイクふぃくしょん〕キョンさん 中嶋憲武
〔その後のハイクふぃくしょん〕キョンさん中嶋憲武「一緒に住まねえか」と言われ、その気になって、今では一緒に暮らしている。こう言うと、お互い対等な間柄のようであるが、僕がキョンさんの家に転がり込んだのだ。...
View Article「石田郷子ライン」について若之さんと話した。 上田信治
「石田郷子ライン」について若之さんと話した。上田信治●福田若之さんが「俳壇と「悪魔界のうわさ」、加えて「石田郷子ライン」という語について」という記事を書かれた(週刊俳句461号...
View Article10句作品テキスト 篠塚雅世 水草生ふ
水草生ふ 篠塚雅世招き猫染め抜かれあり小正月飾焚く重さ持たざるものとなり人形の家に人形ペチカ燃ゆ牡丹の辺りの乾き寒土用寺なくて塔の残れる氷かなセーターに恋の話をしてをりぬ鴨鳴けりこの世に白をとどめむと福豆を打つや遠くへ近くへと雪洞の生絹のくすみ水草生ふ山に添ひ人の歩める遅日かな●
View Article10句作品 篠塚雅世 水草生ふ
画像をクリックすると大きくなります。週刊俳句 第460号 2016-2-14篠塚雅世 水草生ふクリックすると大きくなりますテキストはこちら第460号の表紙に戻る
View Article週刊俳句 第460号 2016年2月14日
第460号2016年2月7日■2015 角川俳句賞落選展 ≫見る■2014「石田波郷賞」落選展 ≫見る■篠塚雅世 水草生ふ 10句 ≫読む……………………………………………■「石田郷子ライン」について若之さんと話した。……上田信治(×福田若之) ≫読む【落選展2015を読む】■(1)★ ……仲寒蟬 × 上田信治 ≫読む〔その後のハイクふぃくしょん〕■キョンさん……中嶋憲武 ≫読む■自由律俳句を読む...
View Article自由律俳句を読む 126 「鉄塊」を読む〔12〕 畠働猫
自由律俳句を読む 126「鉄塊」を読む〔12〕畠 働猫今回も「鉄塊」の句会に投句された作品を鑑賞する。第十三回(2013年5月)から。これまでもそうしていたが、各句につけた当時の句会での自分の評も再掲する。文頭に記号がある部分がそれである。記号の意味は「◎ 特選」「○ 並選」「● 逆選」「△ 評のみ」。◎第十三回鍛錬句会(2013年5月)より春の終わりにスライダーが甘く入りました...
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