【句集を読む】夢の風船使い 夢の風船使い ひらたよしこ句集『ひ・と・り・ご・と』の一句 小沢麻結
【句集を読む】夢の風船使いひらたよしこ句集『ひ・と・り・ご・と』の一句小沢麻結黒シャツの風船売がいて真昼...
View Article【俳人インタビュー】今井聖さんへの10の質問
【俳人インタビュー】今井聖さんへの10の質問質問:西原天気Q1 今週、何句作りましたか?句会が三度ありましたので下書きを含めて15句くらいかなあ。Q2...
View Article10句作品 川嶋一美 蒼く
画像をクリックすると大きくなります。川嶋一美 蒼くくちばしに愛嬌の草夏の鴨弟に怒られてゐる天瓜粉みどりごの天上天下素つ裸台ふきん固く絞れば夏うぐひすそら豆のその青ほどの祝ひごと小満や木はそれぞれの白咲かせ線描の猫のねむりやソーダ水琉金の鈴鳴るやうに寄りきたる揺り椅子の揺れのこりゐる柚子の花父の日やビニールハウス蒼く暮れ
View Article週刊俳句 第579号 2018年5月27日
第579号2018年5月27日■川嶋一美 蒼く 10句 ≫読む…………………………………………■俳人インタビュー今井聖さんへの10の質問 ≫読む【句集を読む】■夢の風船使いひらたよしこ句集『ひ・と・り・ご・と』の一句……小沢麻結 ≫読む【俳誌を読む】■金子兜太追悼特集・4誌比較 年譜の観点から……橋本直 ≫読む【週俳4月の俳句を読む】■近恵 本当かもと思える瞬間...
View Article後記+プロフィール580
後記 ◆ 村田 篠(Under Construction)no.580/2018-6-3 profile■浅川芳直 あさかわ・よしなお1992年生れ。「駒草」。蓬田紀枝子、西山睦に師事。「むじな」編集・発行人。カレーショップ酒井屋の冷し野菜そばがマイブーム。宮城県名取市在住。■佐々木紺...
View Article〔今週号の表紙〕第580号 夏薊 岡田由季
〔今週号の表紙〕第580号 夏薊岡田由季薊は晩春の季語で、夏に咲くものが夏薊。ですが、私の知る範囲では、ほとんどが初夏以降に咲くように思います。「アザミ」はアザミの仲間の総称であって、 単に「アザミ」という名前の特定の種は無いようですね。ため池の土手にたくさん咲いていたこの薊は、おそらく、ノアザミでしょう。●小誌『週刊俳句』ではトップ写真を募集しています。詳細は≫こちら
View Article中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 第53回 ザ・ドゥルッティ・コラム「Sketch for Summer」
中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜第53回 ザ・ドゥルッティ・コラム「Sketch for Summer」天気●夏が来ると、聞きたくなる曲ってありますよね。憲武●ミシェル・ルグランの「the summer of '42」、遠藤賢司「寝図美よこれが太平洋だ」、東京事変「群青日和」、ドアーズの「break on...
View Article肉化するダコツ⑨ 死火山の膚つめたくて草いちご 彌榮浩樹
肉化するダコツ⑧死火山の膚つめたくて草いちご彌榮浩樹蛇笏の句からしゃぶりとる、俳句が俳句であるための秘密。それをめぐる極私的考察、その9回目。初めてこの句に出逢った時に感じた”初々しい可憐さ”は、二十年経った今も、まったく色褪せていない。こんなリリカルさもまた、蛇笏の句の魅力の一つだ。この句から学びたいポイントは、いくつかある。まずは、「死火山」と「草いちご」との、色・大きさ・質感の、対照。さらに、...
View Article【週俳5月の俳句を読む】雑文書いて日が暮れてⅡ 瀬戸正洋
【週俳5月の俳句を読む】雑文書いて日が暮れてⅡ瀬戸正洋私の住むところは、住居表示でいえば「山田」である。山村の水田のあるところといったところなのだろう。散歩をすると「あまい」とか「にがい」とまではわからないが水の匂いがする。田に水を張ったからなのである。都会の子どもたちが観光バスに乗って田植えにやって来たりもする。たまに、蛍が庭やへやの中にまでまぎれ込んでくることもある。六月になると蛍はいなくなる。...
View Article【週俳5月の俳句を読む】女の服のかろがろと 伊藤蕃果
【週俳5月の俳句を読む】女の服のかろがろと伊藤蕃果五月は物事が移り変わって行く季節。人それぞれ移ろう季節の中で経験したこと、感じたことを詠まれた句を楽しませて頂きました。浮氣女のやうに...
View Article【俳人インタビュー】久留島元さんへの10の質問
【俳人インタビュー】久留島元さんへの10の質問質問:西原天気Q1 今週、何句作りましたか?先週は0句でしたが、今週は黒岩くん接待句会に急に参加したのと、所属団体の会員作品に間に合わせるため6句ほど濫造しました。句会や締切がないと作れません。Q2...
View Article10句作品 佐々木紺 信号は青
画像をクリックすると大きくなります。信号は青 佐々木紺みひらいてしづかにはづす花の枷少女また王子に変はり青葉騒パラフィン紙はりと裂けたる立夏かな敗けつづけでゆく花いばら摘んでゆく夏の星映画の半券を呉るる洗ひたての鏡のなかにゐて涼し香水や脳は鼻腔に隣りあふ短夜の圧かけて噛むナタ・デ・ココ稲妻に愛されてゐる異性装夏の果まで信号がぜんぶ青
View Article10句作品 浅川芳直 捩花
画像をクリックすると大きくなります。捩花 浅川芳直絶頂へ叫ぶボーカル夏立てりひと雨の予感に栃の花が降るあめつちの爆発を見き昼寝覚夏蝶へ潮騒とどく墓地のあと俊敏にうねる毛虫を犬不機嫌夕焼の高台椅子の軋む音死の話少しだけして冷素麺田を闇に沈め一軒灯涼し夏暁の渇きクリーム色の壁捩花やバスが来ぬなら歩きだす
View Article週刊俳句 第580号 2018年6月3日
第580号2018年6月3日■浅川芳直 捩花 10句 ≫読む■佐々木紺 信号は青 10句 ≫読む…………………………………………■俳人インタビュー久留島元さんへの10の質問 ≫読む■肉化するダコツ⑨死火山の膚つめたくて草いちご……彌榮浩樹 ≫読む【週俳5月の俳句を読む】■瀬戸正洋 雑文書いて日が暮れてⅡ ≫読む■しなだしん 視点を読む ≫読む■伊藤蕃果 女の服のかろがろと...
View Article〔今週号の表紙〕第581号 夜遊び 西原天気
〔今週号の表紙〕第581号 夜遊び西原天気夜遊びが億劫になったら、年齢(とし)だな、と思います。なお、夜遊びは、暗くなってから出かけるのであって、昼に遊んでいたのが夜までになる、というのではありません。●小誌『週刊俳句』ではトップ写真を募集しています。詳細は≫こちら
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