評論で探る新しい俳句のかたち(3) 近代俳句と現代俳句の違いを20字以内で説明しなさい、的な 藤田哲史
評論で探る新しい俳句のかたち(3)近代俳句と現代俳句の違いを20字以内で説明しなさい、的な藤田哲史よく似ている2つの俳句がある。原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ 金子兜太蟹歩き亡き人宛てにまだ来る文...
View Articleボブ・ディランと俳句 平山雄一
ボブ・ディランと俳句平山雄一ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞のニュースを聞いて、とても嬉しかった。僕はディランの長年のファンであり、最も影響を受けたアーティストだからだ。ただし、高校時代に初めてディランを聞いたときは、歌詞の難解さに圧倒された。アメリカ人でさえディランの歌詞は分かりにくいと言われているので、日本の高校生にとっては当然のことだった。しかし音楽が有り難いのは、言葉の意味が分からなくても...
View Article週刊俳句 第502号 2016年12月4日
第502号2016年12月4日■2016 角川俳句賞落選展≫見る2016「石田波郷新人賞」落選展1.青木ともじ 2.樫本由貴 3.黒岩徳将 4.新藤生糸5.森優希乃 6.柳元佑太 7.若林哲哉 8.吉川創揮≫2016石田波郷新人賞落選展ページへ……………………………………………■ボブ・ディランと俳句……平山雄一 ≫読む...
View Article第一回 「円錐」新鋭作品賞・作品募集のお知らせ
第一回 「円錐」新鋭作品賞・作品募集のお知らせ●未発表の俳句作品35句をお送りください(多行作品は20句)。●締め切り2017年2月15日(水)●年齢・俳句歴の制限はありません。●受賞作品は「円錐」73号(2017年4月末日刊行予定)に掲載。●選者澤 好摩山田耕司高柳蕗子(歌人)35句全体での賞はもちろん、1句がとびぬけて面白いなどという場合のための賞も用意する予定。●宛先 「円錐編集部」...
View Article【週俳10月11月の俳句を読む】スタートライン 対中いずみ
【週俳10月11月の俳句を読む】スタートライン対中いずみ第497号・第498号、堀下翔まるごとプロデュース学生特集号を面白く拝読した。堀下氏は、「こんなに甘やかされて若手は大丈夫なのだろうかと僕自身心配なのですが」と前置きしつつ、全国の学生俳人たちを網羅して紹介して下さった。「甘やかされて」、とは、学生という篩いだけで作品発表の場を与えられることへの恥じらいかもしれない。マラソン中継などでも、スター...
View Article【週俳10月11月の俳句を読む】学生特集号、前・後篇を読む 遠藤由樹子
【週俳10月11月の俳句を読む】学生特集号、前・後篇を読む遠藤由樹子私はたぶん年齢というものをあまり意識せず生きてきて、あれあれよと言う内に来年は六十歳になる。この特集の作者たちとは四十歳前後の年齢の開きがあるのだけれども、そういうことは特段、頭を過ぎらない。人は生まれたその時から等しく年をとる。つまり遥か彼方に過ぎ去った時代ではあるが、私もかつては若かった(凡庸な歌の歌詞みたいだけれども)。その頃...
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