$ 0 0 クリックすると大きくなります冬が来るまでに 福井拓也旅人はギリシャの木槿銀時計傾くと露とは軽き眠りかな秋風を誘へる笛の小さかり小鳥来る水の歳月なりしかなとんぼうとなりときどきは日の流れいわし雲微熱の指の長さかなあるこほる流るる曼珠沙華は白燃ゆるならてのひら月の便りかな十三夜おほきなおほきな砂時計歩くほど砂漠へと冬隣かな