$ 0 0 クリックすると大きくなります確かなあはひ 樫本由貴塔といふ涼しきものや原爆以後朝や僧まづかげろふを掃いてゆく桜子てふ桃子の姉や桐一葉つとめての紅葉を下に安芸の橋空をして確かなあはひ雁の飛ぶ火葬場のけふを紅葉の坂なりけり花カンナからりと生けて授乳室早退や街は銀杏の重さして色変へぬ松や地蔵の顔あはき木の実降る限りこの川原爆以後