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Channel: 週刊俳句 Haiku Weekly
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【週俳12月の俳句・川柳を読む】週俳12月の五七五を読む  野口 裕

【週俳12月の俳句・川柳を読む】週俳12月の五七五を読む野口...

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【週俳12月の俳句・川柳を読む】仮に「象」と名づけられたエーテル 西原天気

【週俳12月の俳句・川柳を読む】仮に「象」と名づけられたエーテル西原天気嵌めて鳴る革手袋や月曜来  相子智恵この音は、自分と外部のあわいで鳴る音です。皮膚の近くと言ってもいい。月曜日がまた始まり、家から外へと出かけるそのときに鳴る、その意味でも内と外のあいだ。俳句もまた(と強引に)、内と外のあわいで「鳴る」ものなのですよね。●冬けふも居間占むる象気にとめず...

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【週俳12月の俳句・川柳を読む】射程と負荷 岡野泰輔

【週俳12月の俳句・川柳を読む】射程と負荷岡野泰輔俳句の射程距離とそこにかけられる負荷について考えさせられた。射程を長くとり、大きな負荷をかける関悦史、それぞれの距離感で小さな負荷の相子智恵、西村麒麟、太田うさぎと並んだ十二月の俳句。●関 悦史「水曜日の変容」毒虫の列島へ林檎抛られむ...

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【週俳12月の俳句・川柳を読む】晴れた日の河原で 岡本飛び地

【週俳12月の俳句・川柳を読む】晴れた日の河原で岡本飛び地吊革のマスクに隣る吾もマスク...

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俳句の自然 子規への遡行48 橋本直

俳句の自然 子規への遡行48橋本 直初出『若竹』2015年2月号...

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10句作品テキスト 顔の高さ 今泉礼奈

顔の高さ   今泉礼奈元日に生まれて空のあをさかな初声や魚をくはへて遠ざかる海にどこか燃ゆる匂ひや初写真冬芒ちがふ高さに流れけりケーキ詰めて箱やはらかし冬夕焼水仙の夜風にぱつと立ちにけり蠟梅が顔の高さにあれば寄る蠟梅の花ごと落ちて日を集む講義なき日の木蓮の冬芽かな釦に糸頼りなし春遠からじ●

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10句作品 顔の高さ 今泉礼奈

画像をクリックすると大きくなります。週刊俳句 第456号 2016-1-17顔の高さ 今泉礼奈クリックすると大きくなりますテキストはこちら第456号の表紙に戻る

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週刊俳句 第456号 2016年1月17日

第456号2016年1月17日■2015 角川俳句賞落選展 ≫見る■2014「石田波郷賞」落選展 ≫見る ■今泉礼奈 顔の高さ 10句 ≫読む……………………………………………■俳句の自然 子規への遡行 47……橋本 直 ≫読む■連載 八田木枯の一句驚けば驚く鼠冬に孤り……西村麒麟 ≫読む【週俳12月の俳句・川柳を読む】■岡野泰輔 射程と負荷 ≫読む■野口 裕 週俳12月の五七五を読む...

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後記+プロフィール 第457号

後記 ● 西原天気探梅と深海。似ていますよね。というわけで、ウチの近くでは梅がちらほら咲き始めました。●それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。(よし。自分史上最短の後記になったぞ)no.457/2016-1-24 profile■椎野順子 しいの・じゅんこ1966年生まれ。東京都在住。「澤」同人。俳人協会会員。句集『間夜』(2014年)。■大塚 凱...

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〔今週号の表紙〕第457号 塔世橋欄干 山中西放

〔今週号の表紙〕第457号...

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【週俳12月の俳句・川柳を読む】足裏の経験その他 西原天気

【週俳12月の俳句・川柳を読む】足裏の経験その他西原天気なにやらの獣骨脆し枯野原  角谷昌子骨と枯野。いずれも死と関連付けられる事物。けれども、句の主眼はそこではない。「脆し」は足で踏んだのか手でさわったのか。足裏か掌かは、そこにある脆さを経験した。事物との交接こそが大切。これは俳句に限らないんだけどね。●小田原に広げる夜着は鶴の柄...

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【週俳12月の俳句・川柳を読む】こんなに冷えて 田中 槐

【週俳12月の俳句・川柳を読む】こんなに冷えて田中 槐●相子智恵「月曜日の定食」嵌めて鳴る革手袋や月曜来...

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【週俳12月の俳句・川柳を読む】手が寂しいと気付いてしまう 近 恵

【週俳12月の俳句・川柳を読む】手が寂しいと気付いてしまう近 恵嵌めて鳴る革手袋や月曜来...

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【八田木枯の一句】犬の眼にも降りつづく雪生き悩む 太田うさぎ

【八田木枯の一句】犬の眼にも降りつづく雪生き悩む太田うさぎ犬の眼にも降りつづく雪生き悩む...

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〔ハイクふぃくしょん〕覚 中嶋憲武

〔ハイクふぃくしょん〕覚中嶋憲武『炎環』2014年4月号より転載ちょっと休んでくかと、伝法な口調でスナミさんは言うと、いかにも通い慣れてると云った態で、そのオレンジ色のドアを押した。オレンジ色のガラスに「純喫茶らん月」と明朝体の文字が白くプリントされている。僕はやや戸惑いを隠せぬまま、その異空間へ続いて入った。入ると右手にレジがあり、その奥はカウンターになっている。左手に発育不良な感じのするゴムの木...

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落選展2015を読む〔1〕 大塚凱×堀下翔

落選展2015を読む〔1〕大塚凱×堀下翔»落選展2015編集部・記●今回、「落選展2015」参加作品について、参加者でもある大塚凱さん・堀下翔さんのお二人に対談していただきました。お二人には、事前に参加作品から10作品をピックアップしていただき、それらの作品を中心に、語っていただいております。お二人の選は下記のとおりです。大塚凱選10作品青本柚紀「飛び立つ」上田信治「塀に載る」加藤絵里子「ものの芽」...

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名句に学び無し、 なんだこりゃこそ学びの宝庫(22) 今井聖

名句に学び無し、なんだこりゃこそ学びの宝庫 (22)今井 聖 「街」第116号より転載咳をしても一人  尾崎放哉 『大空』(1925年)なんだこりゃ。セキヲシテモヒトリ 放哉はそれまでの自由律俳句を一変させた。それまでの自由律俳句は、ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く  河東碧梧桐蒲団ふくれし夕日に浮いて飛行船が  荻原井泉水冬夜の静けさたてよこに足袋をつづくる...

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10句作品テキスト 椎野順子 身と海水

椎野順子 身と海水寒卵割れば双子や黄身の濃き河豚白子バター焦がせる鉄板に磯の香の広島ショップ寒燈牡蠣殻隙間ナイフ揺すりて差し込みぬ貝柱切れば牡蠣開くゆつくりと牡蠣開け師開けくるる牡蠣そのまま食ふ「先端」てふ牡蠣や身と海水を飲む中華鍋油に光る寒夜かな皮衣中華屋BGMに泣く喉に流れ目薬甘し室の花

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10句作品 椎野順子 身と海水

画像をクリックすると大きくなります。週刊俳句 第457号 2016-1-24椎野順子 身と海水クリックすると大きくなりますテキストはこちら第456号の表紙に戻る

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週刊俳句 第457号 2016年1月24日

第457号2016年1月24日■2015 角川俳句賞落選展 ≫見る■2014「石田波郷賞」落選展 ≫見る ■椎野順子 身と海水 10句 ≫読む……………………………………………■落選展2015をよむ〔1〕 大塚凱×堀下翔 ≫読む■名句に学び無し、なんだこりゃこそ学びの宝庫(22)咳をしても一人 尾崎放哉……今井 聖 ≫読む〔ハイクふぃくしょん〕■覚……中嶋憲武 ≫読む■連載...

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