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Channel: 週刊俳句 Haiku Weekly
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朝の爽波102 小川春休

小川春休102さて、今回は第四句集『一筆』に収録された最後の年「昭和六十三年」から。今回鑑賞した句は昭和六十三年の夏の句。今回鑑賞した中に〈とうすみのこの愼しき訪ひは〉という句がありますが、爽波さんはとうすみが好きだったんでしょうねぇ、としみじみ。『骰子』に収録された〈煙草盆までとうすみの来ることも〉にもとうすみ愛をひしひしと感じます。ちなみにこの時期、年譜上は特にこれと言った記載がありません。とう...

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俳句の自然 子規への遡行27 橋本直

俳句の自然 子規への遡行27橋本 直初出『若竹』2013年4月号 (一部改変がある)≫承前 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25...

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SUGAR&SALT 11  黒板と黒板拭と冬休 三橋敏雄 佐藤文香

SUGAR&SALT 11 黒板と黒板拭と冬休 三橋敏雄佐藤文香「里」2011年2月号より転載起きぬけやもうギラギラの初日の出...

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【句集を読む】俳句形式への刻印 花谷和子句集『歌時計』を読む 谷口慎也

俳句形式への刻印花谷和子句集『歌時計』を読む谷口慎也※『連衆』第66号(2013年9月刊)より転載著者の第五句集。『藍』誌四十周年記念句集として出版されている。花谷は個を尊重する実作主義者であれば、やはりひとつひとつの作品をゆっくりと味わうのがよい。その中から著者の身体性を伴った日常が見えてくる。そして、その表現方法には緩みがない。冒頭句は二千年明けゆく月と星の位置卷末はわれのみの足跡深し雪の門とな...

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10句作品 内藤独楽 混沌

画像をクリックすると大きくなります。週刊俳句 第354号 2014-2-2内藤独楽 混沌クリックすると大きくなりますテキストはこちら第354号の表紙に戻る

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10句作品テキスト 内藤独楽 混沌

混 沌   内藤独楽 コンビニに冬の朝注がれていく寒鯉の光拡声器のうたかた白息や壁を登っていく男税金の還付手続きして寒し北の風に羽根広げ漆黒の竜結末に説得力のある闇汁冬の夜の錆びつくような二枚舌へとへとになり寒月を浴びている霜夜という幻想や捨て犬の旅混沌の欠片たとえば冬銀河●

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週刊俳句 第354号 2014年2月2日

第354号2014年2月2日■2013落選展 Salon des Refuses ≫読む■内藤独楽 混 沌 10句 ≫読む…………………………………………………………【句集を読む】■俳句形式への刻印   花谷和子句集『歌時計』を読む……谷口慎也 ≫読む■俳句の自然 子規への遡行27……橋本 直 ≫読む■SUGAR&SALT 11黒板と黒板拭と冬休 三橋敏雄……佐藤文香...

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後記+プロフィール 355

後記 ● 西原天気10句作品を寄稿いただいた加藤水名さんは、小誌・10句競作に参加いただいたご縁。原知子さんは俳誌『儒艮』でその作品を拝読、寄稿をお願いしました。普川洋さんも俳誌を通して私が知った作家です。『連衆』で御作を拝読し、作品掲載をお願いした次第です。解題ともいうべき一文は、同誌代表の谷口慎也さんが引き受けてくださいました。...

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第134回現代俳句協会青年部勉強会 変態俳句 異常ないし病的であること

第134回現代俳句協会青年部勉強会 変態俳句...

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〔今週号の表紙〕第355号 国際信号旗 西村小市

〔今週号の表紙〕第355号...

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林田紀音夫全句集拾読 302 野口裕

林田紀音夫全句集拾読302野口...

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自由律俳句を読む30 吉岡禅寺洞 〔2〕 馬場古戸暢

自由律俳句を読む30吉岡禅寺洞〔2〕馬場古戸暢前回に引き続き、吉岡禅寺洞句を鑑賞する。大空をさゝえて仏舎利塔の昼がまだある  吉岡禅寺洞子供の頃に住んでた家の近所に、仏舎利塔があった。何なのかまったく見当がつかず、やけに怖かったのを覚えている。大空を支えていたのか。鶴の墓あるかときけばだまつてゐる...

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朝の爽波103 小川春休

小川春休103さて、今回は第四句集『一筆』に収録された最後の年「昭和六十三年」から。今回鑑賞した句は昭和六十三年の盛夏から初秋にかけての句。この年の八月十五日、京都黒谷の真如堂で掃苔風景を見ていますが、そのものずばり、という句は見当たりません。徳用マッチ置きたるそんな舟遊び...

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【週俳1月の俳句を読む】いろいろ 今泉礼奈

【週俳1月の俳句を読む】いろいろ今泉礼奈世の中にはいろんな年越があるようで。焼く餅の数聞きまはる祖母の家...

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【週俳1月の俳句を読む】眩しい 平井岳人

【週俳1月の俳句を読む】眩しい平井岳人新年詠からいいなと思った句を。初日差さっとダビデを羽交いせる  金原まさ子どこかくすんだ灰色を持つ彫刻に初日が差し込むその白さは美しいものだろう。「ダビデ」、「羽交い」といった情感の世界を想像させる語によって、初日の清らかさがより一層際立つ。瞬間的な映像の美しさが印象に残る句だった。いくたびか地名に見惚れ年賀状...

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【週俳1月の俳句を読む】色・ホワイトブレンド 栗山 心

【週俳1月の俳句を読む】色・ホワイトブレンド栗山 心かつて、化粧品のキャンペーンソングが一斉にヒットチャートを賑わせた時期があった。主に、春の新作口紅のCMで、それらのCM を見ては、冬のややダークな色調の口紅から、淡い色の春らしい口紅に変えなくては、と思わされるのだった。色の感覚は、実際の季節より、少し早くやってくるのかもしれない。春隣チョークの粉の淡き色...

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【週俳1月の俳句を読む】軽し薄し 瀬戸正洋

【週俳1月の俳句を読む】軽し薄し瀬戸正洋梅の木の枝おろしをした。おろした枝は一ヶ月程度そのままにしておき、少し枯れてから、あらかた燃してしまった。風も無くおだやかな、そして、抜けるような青空の日に。あちこちの畑からも煙が上がっている。だが、この空が病んでいることは誰もが知っている。時には、不気味な表情を見せることもあるからだ。この地にも大勢の神様がいらっしゃる。神様は、おやさしいから何もおっしゃらず...

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【週俳1月の俳句を読む】 穏やかであること  五十嵐義知

【週俳1月の俳句を読む】穏やかであること 新年詠より五十嵐義知初旅に眠りをいくつとほりすぐ   生駒大祐目が覚めてはまた目を閉じる、「いくつとほりすぐ」がその様子をよく表している。実際は短い旅程なのかもしれないが、「初旅」によって、いくつもの街や山、川を越えて行く、長いゆったりとした旅の始まりを予感させる。焼く餅の数聞きまはる祖母の家...

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【週俳1月の俳句を読む】雪、白い。 手銭誠

雪、白い。手銭...

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SUGAR&SALT 12  山に金太郎野に金太郎予は昼寝 三橋敏雄 佐藤文香

SUGAR&SALT 12 山に金太郎野に金太郎予は昼寝 三橋敏雄佐藤文香「里」2011年3月号より転載インターネットというのはこわいもので、消さない・消されないかぎり文章が残っている。昨日、早稲田大学俳句研究会の掲示板、というのを見つけた。66 ■[重要] 【保存版】予定表 ァャヵさんの書込み 2006/04/15(土)...

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