混 沌 内藤独楽
コンビニに冬の朝注がれていく
寒鯉の光拡声器のうたかた
白息や壁を登っていく男
税金の還付手続きして寒し
北の風に羽根広げ漆黒の竜
結末に説得力のある闇汁
冬の夜の錆びつくような二枚舌
へとへとになり寒月を浴びている
霜夜という幻想や捨て犬の旅
混沌の欠片たとえば冬銀河
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コンビニに冬の朝注がれていく
寒鯉の光拡声器のうたかた
白息や壁を登っていく男
税金の還付手続きして寒し
北の風に羽根広げ漆黒の竜
結末に説得力のある闇汁
冬の夜の錆びつくような二枚舌
へとへとになり寒月を浴びている
霜夜という幻想や捨て犬の旅
混沌の欠片たとえば冬銀河
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