超ひまつぶし鼎談 第2回 『ふるさとのはつこひ』を肴にする 竹岡一郎×関悦史×小津夜景
超ひまつぶし鼎談 第2回『ふるさとのはつこひ』を肴にする竹岡一郎×関悦史×小津夜景≫第1回 『フラワーズ・カンフー』を肴にする≫聴く 9分59秒
View Article【週俳8月の俳句を読む】愛敬って大事だよって先輩に言われて。 橋本小たか
【週俳8月の俳句を読む】愛敬って大事だよって先輩に言われて。橋本小たか「一流の作品は、どこかユーモアがあってかわいらしい」句歴でいえば恐らく四十数年、ベテラン俳句作者のひとこと。わが道を一所懸命にひた走るのはもちろん結構。しかし、その作品群にどこかしら愛敬が感じられないようでは、まだまだ。そんな教えかと思う。たとえば蛇笏に愛敬があっただろうか?「芋の露連山影を正しうす」は荘厳とも言える景にもかかわら...
View Article【週俳8月の俳句を読む】書き殴る 藤本る衣
【週俳8月の俳句を読む】書き殴る藤本る衣帰省子に真つ先に来る海老フライ 岡田耕治菜箸に挟まれ揚げたての海老フライが、鼻先を掠め皿の上へ。いつに変わらぬ、ははの愛。じゅうじゅう音のしている句だ。西瓜の種よく飛ぶようになってくる 同鈴鹿山脈から流れてくる小川に祖母が、西瓜を冷やし待ちかまえていたあの夏休み。きんと冷えた西瓜、...
View Article【週俳8月の俳句を読む】雑読々Ⅲ 瀬戸正洋
【週俳8月の俳句を読む】雑読々Ⅲ瀬戸正洋帰省子に真っ先に来る海老フライ 岡田耕治子どもは海老フライが好きなのである。子どもが海老フライを好きだから母親も海老フライが好きなのである。母親は、海老フライを食べる子どもの笑顔が好きなのである。父親は母親の目線ではなく子どもの目線に立っている。だから、真っ先に「出す」とは言わない。真っ先に「来る」なのである。トマトジュース最後の音を立てて飲む...
View Article【週俳8月の俳句を読む】光あれ 西生ゆかり
【週俳8月の俳句を読む】光あれ西生ゆかり二行にて足りる日記や虫の声 矢野公雄「光あれ」と言ってみた。そしたら光ができた。 某月某日...
View Article10句作品 土佐夕焼 柳元佑太
画像をクリックすると大きくなります土佐夕焼 柳元佑太赤とんぼ荷造りはゆつくりがよし首都おのが光に照りぬ秋の雨天高し崩れずの城ながむればさはやかに四万十までの頼みごとわれの影われよりも美し土佐夕焼こほろぎの草喰ふかほが目の前に秋雲や千切れて飛べる雲の中みづうながすみづの流れや澄みてをり天の河まなざしをして何釣らんねむりびとまたひとり増え星流れ●
View Article週刊俳句 第542号 2017年9月10日
第542号2017年9月10日■2016 角川俳句賞落選展 ≫見る■「石田波郷新人賞」落選展 ≫見る■柳元佑太 土佐夕焼 10句 ≫読む……………………………………………■福田若之『自生地』刊行記念インタビュー 第1弾歯ギターは序の口なんです。そのあと火つけるところまでいく。聞き手:西原天気 ≫読む新連載 東京から浜松へ■西遠牛乳1 つながりへの意志……牟礼鯨...
View Article超ひまつぶし鼎談 第3回 『花咲く機械状独身者たちの活造り』を肴にする 竹岡一郎×関悦史×小津夜景
超ひまつぶし鼎談 第3回『花咲く機械状独身者たちの活造り』を肴にする竹岡一郎×関悦史×小津夜景≫解題+第1回 『フラワーズ・カンフー』を肴にする≫第2回 『ふるさとのはつこひ』を肴にする≫聴く 12分42秒
View Article【週俳8月の俳句を読む】一度はなれて 青本瑞季
【週俳8月の俳句を読む】一度はなれて青本瑞季樫本由貴「緑陰」30句は表題句〈原爆以後この緑陰に人の棲む〉のほか、〈水馬やみづのまだらを被爆以後〉など、原爆にまつわる句がところどころに差し込まれ、かつて原爆を落とされた広島の街の現在を詠んだ連作という印象が強かった。発表が8月6日だったということ、自分が作者同様広島出身であるが、広島を離れてからは原爆への問題意識も、薄れていたことから原爆の土地を中心に...
View Article10句作品 レモン捥ぐ 森澤程
画像をクリックすると大きくなりますレモン捥ぐ 森澤 程鳶色に地球は老いぬ女郎蜘蛛滝みちの思う存分ひとりかなオーボエは朗らか水馬に似て真っ暗な鏡へ踊りより帰るレモン捥ぐ松の肌あざやかな昼ひんやりと森の出口の月桂樹語り尽くした眠たさの草かげろう階段も雲もテンペラ小鳥来るさざめきに月の加わる飴細工核の世の網棚に置く榠樝の実●
View Article福田若之『自生地』刊行記念インタビュー 第2弾 しびれることです。感電すること。それと、本っていうのは物体です。聞き手:小津夜景
福田若之『自生地』刊行記念インタビュー 第2弾しびれることです。感電すること。それと、本っていうのは物体です。聞き手:小津夜景1....
View Article週刊俳句 第543号 2017年9月17日
第543号2017年9月17日■森澤程 レモン捥ぐ 10句 ≫読む……………………………………………■福田若之『自生地』刊行記念インタビュー 第2弾しびれることです。感電すること。それと、本っていうのは物体です。聞き手:小津夜景 ≫読む連載 東京から浜松へ■西遠牛乳2. 花早き女坂……牟礼鯨 ≫読む【週俳8月の俳句を読む】青本瑞季 一度はなれて ≫読む■超ひまつぶし鼎談...
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