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Channel: 週刊俳句 Haiku Weekly
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回想の「俳句以外」 福田若之

回想の「俳句以外」福田若之俳句の引伸写真は和歌にはならない。――山口誓子「季節の挨拶」普段、平然と散文らしきものを書いているわりに、いざ「俳句以外」を見せてほしいなどと言われると、いささか当惑してしまう。ほんとうは、ハイクジュース(無果汁)、みたいなものがうまいこと書ければよいのだろうけれど、結局、(原材料の一部に俳句を含む)、みたいなことになるのがオチだろう。そもそも、僕の書いてきたもので、果たし...

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Organ 宮本佳世乃

Organ宮本佳世乃息がするしばしくすぐる手目の高くクリア君に目があり見開かれ芭蕉雨中なる松尾アラームうらうら射る女子ホーミー幻の夏ポピーの死遅日の岸読者想定 福田若之超能力ひかる苺短夜現の夏サドル式目 花火・灰秋秘密の馬ゆるらか小 俳句と仕事 青木亮人上五つめとみさ...

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語彙の渚 生駒大祐

クリックすると大きくなります語彙の渚  生駒大祐部屋を出てゆく君 靴の発明と共に生まれたはずの靴べら秋なので澄んだ言葉がありふれたおからのように沢山あるのもし人が半分以上水ならば 声が、聞き取れ、ないの、それ、かも平行に走る二本の血管が離れゆくとき...

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駆け抜けるニュース――2016年8月  田島健一

クリックすると大きくなります駆け抜けるニュース――2016年8月  田島健一   遠い景色に点在するニュース         どこかで俳句が明滅する。〈日本は金3個 銀1個 銅10個(5日目まで)〉  金銀銅欲しがる夕立のこころ 〈尖閣諸島沖 中国船活発化 接続水域を7隻航行〉...

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後記+プロフィール487

後記 ● 福田若之...

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週刊俳句 第487号 2016年8月21日

第487号2016年8月21日■2015「角川俳句賞」落選展 ≫見る■2014「石田波郷賞」落選展 ≫見るオルガンまるごとプロデュース号2016 late summer◆ 僕たち五人がオルガンという名で呼び、あるいは、呼ぼうとしているもの  福田若之 ≫読む ◆ テーマ詠   「オルガン」 生駒 大祐 ≫読む 田島 健一 ≫読む 鴇田 智哉 ≫読む 福田 若之 ≫読む宮本佳世乃 ≫読む◆ 特集...

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後記+プロフィール488

後記 ● 村田...

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〔今週号の表紙〕 第488号 郵便受け 福田若之

〔今週号の表紙〕第488号 郵便受け福田若之...

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【週俳7月の俳句川柳その他を読む】探しにいきませんか 近見晴海

【週俳7月の俳句川柳その他を読む】探しにいきませんか近見晴海自然体でいたいな、と思うし、人間より自然のほうがいいな、なんて思ったりもします。たとえば田中のように、あまがえるやあめんぼのそばでわたしも生きたい。うるわしいみどりの景色のなかで、彼(彼女)はとてもとうめいです。でもとうめいで生きることって、やっぱりすこしさびしいでしょうか。それともこのさびしいは、見つめているだけで取り残されるわたしの気持...

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【週俳7月の俳句川柳その他を読む】こんがらがっていく遊び 大原里梨歌

【週俳7月の俳句川柳その他を読む】こんがらがっていく遊び大原里梨歌ときどき、考え過ぎだよと言われるときがある。ときどき、考え過ぎだよと言われたいときがある。呼べば去りしらさぎは田中でなくなる 福田若之やあと言うと田中は応えない雷雨...

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【週俳7月の俳句川柳その他を読む】何度も反す八月の砂時計 1 飯島章友

【週俳7月の俳句川柳その他を読む】何度も反す八月の砂時計 1飯島章友砂時計のくびれを落つる蛍かな  遠藤由樹子この砂時計のなかに入っているのは、砂ではなく「蛍」の群れ。砂時計を逆さまにすると蛍は「くびれ」の上に凝集し、光の尾を引きながら少しずつ落ちてゆく。末尾「かな」の余情の効果で、果敢なさも帯びた幽雅な情景を心地よく受け取りました。眠る子にプールの匂ひかすかなり...

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自由律俳句を読む147  「荻原井泉水」を読む〔2〕 畠働猫

自由律俳句を読む 147「荻原井泉水」を読む〔2〕畠...

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【八田木枯の一句】禿を嘆く粉ナ屋が霧の通夜にきて 太田うさぎ

【八田木枯の一句】禿を嘆く粉ナ屋が霧の通夜にきて太田うさぎ禿を嘆く粉ナ屋が霧の通夜にきて  八田木枯「雷魚」89号...

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BLな俳句 第10回 関悦史

BLな俳句 第10回関悦史『ふらんす堂通信』第145号より転載青年の頬の間近さ春の雨...

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利口であること、およびその哀愁についての試論 第19回松山俳句甲子園全国大会の一句

利口であること、およびその哀愁についての試論第19回松山俳句甲子園全国大会の一句福田若之今年の俳句甲子園の準決勝第二試合で発表された次の句について、その場に居合わせなかった外野が書くという野暮を承知で、あえて書いてみようと思う。利口な睾丸を揺さぶれど桜桃忌...

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あとがきの冒険 第5回 七十・一・三 関悦史『六十億本の回転する曲がつた棒』のあとがき 柳本々々

あとがきの冒険...

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10句作品 岡野泰輔 焦げる

クリックすると大きくなります焦げる  岡野泰輔口唇やとほく砕ける秋の潮九月の水着深田恭子でもなくてまんじりともせずに下田にのこる月そのうちに終り焦がれる花火かな蛍籠したたる闇に焦げるもの日に焦げて松帆の浦におりる鴫定家忌のパンを焦がして待つをとこ蜩や森に大きな鏡立て稲妻のテント芝居にしきりなり裸火の頂にいま秋の風

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週刊俳句 第488号 2016年8月28日

第488号2016年8月28日■2015「角川俳句賞」落選展 ≫見る■2014「石田波郷賞」落選展 ≫見る■岡野泰輔 焦げる 10句 ≫読む……………………………………………■利口であること、およびその哀愁についての試論第19回松山俳句甲子園全国大会の一句……福田若之 ≫読む■あとがきの冒険 第5回七十・一・三関悦史『六十億本の回転する曲がつた棒』のあとがき……柳本々々...

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後記+プロフィール489

後記 ● 西原天気クルマではきほんラジオをかけています。あるとき、流れてきた曲に、嫁はんが「これ、誰?」。気に入った様子です。「あ、これ?...

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〔今週号の表紙〕第489号 角島大橋(山口県) 山中西放

〔今週号の表紙〕第489号...

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