【週刊俳句時評85】今年の積み残しその2 2013年の角川「俳句」から 記事4つ 「年鑑」から1つ……上田信治
【週刊俳句時評85】今年の積み残しその2 2013年の角川「俳句」から記事4つ「年鑑」から1つ 上田信治2013年の角川「俳句」から、考えさせられたトピックを引きます。●6月号「季語についての素朴なギモン」岸本尚毅 p.92毎度おなじみ初心者向け季語特集「大特集...
View Article10句作品 奥坂まや 海原
画像をクリックすると大きくなります。週刊俳句 第348号 2013-12-22奥坂まや 海原クリックすると大きくなりますテキストはこちら第348号の表紙に戻る
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海 原 奥坂まや聡明の白さなりけり蕪漬水圧で洗ふ車体や日短山の池鬼が見詰めてゐて冰る梟のこゑ土踏まずより入り来大音声飛び交ふ街の寒さかなワンルームに吊るす背広や年守る卵割るやうに今年となりにけり初湯して万の毛穴が鬨挙ぐる切断面蒼む鋼や凍つるなり海原は覇者のしづけさ寒夕焼●
View Article週刊俳句 第348号 2013年12月22日
第348号2013年12月22日■2013落選展 Salon des Refuses ≫読む■奥坂まや 海 原 10句 ≫読む…………………………………………………………■週刊俳句時評85 今年の積み残しその22013年の角川「俳句」から記事4つ「年鑑」から1つ……上田信治 ≫読む【句集を読む】今夜は湯豆腐かおでんがよろしいです五十嵐義知句集『七十二候』の二句……西原天気...
View Article自由律俳句を読む 23 萩原蘿月 〔1〕 馬場古戸暢
自由律俳句を読む 24萩原蘿月〔1〕馬場古戸暢萩原蘿月(はぎわららげつ、1884-1961)は、高浜虚子門下で学んだ。碧梧桐や一碧楼、井泉水の系譜には連ならない、また別派の自由律俳人である。俳句に作者の感動を直接に表現する、独自の「感動主義」を提唱したことで知られる。子ども健やか父の酒もゆたか...
View Article林田紀音夫全句集拾読 297 野口裕
林田紀音夫全句集拾読297野口 裕西瓜食う離ればなれの顔をして平成五年、未発表句。どんな顔なのか、考え出すとよくわからないが、西瓜のあちこちにばらまかれている種を見ていると、そんな顔になるのだろうか。ユーモラスな響きの中に苦みもある。...
View Article俳句の自然 子規への遡行25 橋本直
俳句の自然 子規への遡行25橋本 直初出『若竹』2013年2月号 (一部改変がある)≫承前 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23...
View Article朝の爽波98 小川春休
小川春休98さて、今回も第四句集『一筆』の「昭和六十二年」から。今回鑑賞した句は昭和六十二年の冬、初冬から年末の頃。〈伐りし竹積んで餅箱その上に〉という句に登場する竹は、時期的に考えると正月用の門松などを作ろうと積んであったのかもしれないと後から思い当たりました。「青」の昭和六十二年十二月号の「枚方から」は「休載の弁」、二年近く連載を続けていましたがこれにて一旦おしまい(ちなみに五年ほど後にまた「続...
View Article週刊俳句2013年アンソロジー 66人66句
週刊俳句2013年アンソロジー 66人66句狼(おいぬ)炎ゆ遠流の神の香を辿り 竹岡一郎 第302号鳥がきて雪の林のひかりけり 宮本佳世乃 第302号生るるまでをりし日の闇雪催 照屋眞理子 第303号寒夕焼から国境がこぼれおちる 皆川 燈 第304号立錐の餘地春雨の傘立に 中原道夫 第305号石段を掃き下りつつ春寒し 岩田由美 第305号春眠の覚めぎは我を呼べるこゑ 新延 拳...
View Article【おんつぼ・番外篇】2013年のフェアウェル〔後篇〕 西原天気
【おんつぼ・番外篇】2013年のフェアウェル〔後篇〕西原天気「おんつぼ」はウラハイで不定期に掲載しているシリーズです(≫こちら)。≫承前 2013年のフェアウェル〔前篇〕2013年に他界した歌手・音楽家の追悼。今回は後篇です。■8月5日 ジョージ・デューク George Duke...
View Article「週俳の2013年」回顧 〔3〕九月~十二月
「週俳の2013年」回顧〔3〕九月~十二月:第332号~第348号 ……西原天気 9月は「SSTを蠟人形にしてやろうか」吟行レポート、澤田和弥による「ワタリウム美術館「寺山修司ノック展」テラヤマonリーディング」レポートを掲載した第332号からスタート。京都FMの番組音声が聞ける「俳句セブンティーンズ」は新趣向。関悦史さんの「斉田仁句集『異熟』を読む...
View Article「週俳の2013年」回顧 〔2〕五月~八月
「週俳の2013年」回顧〔2〕五月~八月:第315号~第331号 ……上田信治 5月5日の第315号は、連休仕様で記事少なめののんびり号。篠さんの後記がいいかんじです。第316号の10句作品は菊田一平さ ん。澤田和弥さんの、「寺山」愛にあふれた論考「父還せ 寺山修司「五月の鷹」考」、松本てふこさんの「強くもなく弱くもない曖昧な存在として小豆澤裕子...
View Article2014年 新年詠 大募集
2014年 新年詠 大募集新年詠を募集いたします。●おひとりさま 一句 (多行形式ナシ)●簡単なプロフィールをお添えください。※プロフィールの表記・体裁は既存の「後記+プロフィール」に揃えていただけると幸いです。●投句期間 2013年1月1日~1月4日(土) 20:00〔投句先メールアドレス〕上田信治 uedasuedas@gmail.com村田 篠 shino.murata@gmail.com●
View Article週刊俳句 第349号 2013年12月29日
第349号2013年12月29日■新年詠2014 大募集 ≫見る■2013落選展 Salon des Refuses ≫読む年末スペシャル■週刊俳句2013年アンソロジー 66人66句 ≫読む■「週俳の2013年」回顧〔1〕一月~四月 ≫読む〔2〕五月~八月 ≫読む〔3〕九月~十二月 ≫読む【おんつぼ・番外篇】2013年のフェアウェル〔後篇〕……西原天気 ≫読む ●■俳句の自然...
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2014新年詠ゆずりはの代はりアボカド飾らうか 青柳 飛初春の駄洒落をぎゆうとお重箱 青山酔鳴ノイズばかりのA面に初泣を 青山茂根星遠く四日の顎をのせたまま 赤羽根めぐみ一月の水より清き言葉告ぐ 安里琉太口にせし言葉かへらず初鏡 小豆澤裕子箸二膳あれば事足る四日かな 天宮華音東方の経塚山へ初明り 天野小石悴むや流線型の鳥の声...
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