2017角川俳句賞「落選展」第2室
■2017角川俳句賞「落選展」第2室■画像をクリックすると大きくなります。 6.片岡義順 舞うて舞うて舞うて町まで枯一葉(その1)●7.片岡義順 舞うて舞うて舞うて町まで枯一葉(その2)●8.杉原祐之 上堂は難し ● 9.鈴木総史 こゑを探して ● 10.高梨章 そのあかるさを雨といふ
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■2017角川俳句賞「落選展」第1室■画像をクリックすると大きくなります。 1.安里琉太 式日 ●2.青島玄武 優しき樹●3.青本瑞季 みづぎはの記憶● 4.今泉礼奈 熱がうつる (*) ● 5.岡田由季 手のひらの丘 (*)●
View Article週刊俳句 第550号 2017年11月5日
第550号2017年11月5日■2017角川俳句賞「落選展」作者名アイウエオ順■第1室 ≫読む ≫テキスト1.安里琉太 式日 2.青島玄武 優しき樹3.青本瑞季 みづぎはの記憶4.今泉礼奈 熱がうつる (*)5.岡田由季 手のひらの丘 (*)■第2室 ≫読む ≫テキスト6.片岡義順 舞うて舞うて舞うて町まで枯一葉(その1)7.片岡義順 舞うて舞うて舞うて町まで枯一葉(その2) 8.杉原祐之...
View Article〔今週号の表紙〕第551号 クレーン船 西原天気
〔今週号の表紙〕第551号 クレーン船西原天気旧江戸川、浦安側の岸辺近くに浮かぶクレーン船を、浦安橋から。その日はものすごい雨と風。●週俳ではトップ写真を募集しています。詳細は≫こちら
View Article10句作品 八王子 西村麒麟
画像をクリックすると大きくなります八王子 西村麒麟栗の秋八王子から出て来いよ林檎の実すれすれを行くバスに乗り我のゐる二階に気付く秋の人一ページ又一ページ良夜かな虫籠に住みて全く鳴かぬもの秋の夜の重石再び樽の上初冬や西でだらだら遊びたし蟷螂は古き書物の如く枯れ焚火して浮かび来るもの沈むもの水洟やテレビの中を滝流れ
View Article10句作品 対角線 小野あらた
画像をクリックすると大きくなります対角線 小野あらた富有柿対角線の走りけり柿切るや種の周りの透けてをりくつついて力のゆるぶ玉の露朴落葉まだらに雨の染みめり赤のまま車の通るたび揺れてバイパスの途切れてゐたる豊の秋空つぽのスコアボードや秋の蝶秋麗団子のたれの固まれり水瓶の縁に反りたる紅葉かな木の実降る神社の脇の停留所
View Article【句集を読む】てのひらの愉悦 大野泰雄句集『へにやり』
【句集を読む】てのひらの愉悦大野泰雄句集『へにやり』西原天気おとなが一人通り抜けられるような煙突が家の屋根に付いているなんて見たことなかったし、もしあっても、きれいな赤い服が煤だらけになってしまうだろうに、と、子供心にも思っていましたよ。いや、サンタクロース来訪の件。工場街ならいざ知らず、街で大きな煙突といえば、それは銭湯でした(いまはもう少なくなってしまいましたが)。銭湯に煙突のあるクリスマス...
View Article週刊俳句 第551号 2017年11月12日
第551号2017年11月12日■西村麒麟 八王子 10句 ≫読む ■小野あらた 対角線 10句 ≫読む ……………………………………………【句集を読む】■てのひらの愉悦大野泰雄『へにやり』……西原天気 ≫読む■「2017落選展」関連企画第63回角川俳句賞受賞作 月野ぽぽな「人のかたち」50句を読む「いま」の俳句の「いま」らしさ……上田信治 ≫読む■中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜第25回...
View Article中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 第26回 シェリル・リン「Shake It Up Tonight」
中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜第26回 シェリル・リン「Shake It Up Tonight」憲武●こう寒くなって参りますとなんですな、踊りたい気分になって参りますな。天気さんは、俳人はもっと踊らなあかんという持論をお持ちのようですが。天気●こ句会のあと、ディスコ大会になったこともありました。 憲武●ふむふむ。天気●「持論」とか「らなあかん」というより、なんで踊らないの?...
View Article神無月の好きになる狂歌 robin d. gill(敬愚)
神無月の好きになる狂歌robin d. gill(敬愚)拙著『Rise, Ye Sea Slugs!』の書名は、一茶の「うけ海鼠仏法流布の世なるぞよ」に因むが、その句の解釈は下記の『狂歌大観』に出た1740年の上方(大阪)の本に出た則本太山の狂歌を取り上げてから話します。出雲路へ集りたまふ留主なれば我が神国に仏あり月When they leave to caucus in Izumo, we...
View Article【週俳10月の俳句を読む】別なものを見る 木村オサム
【週俳10月の俳句を読む】別なものを見る木村オサム同じものを見ていても、俳人にはふっと、いつもとは異なる別なものが見えることがある。そんな瞬間を詠んだ句が好きだ。天の川乳酸菌を手懐けて 牟礼...
View Article【週俳10月の俳句を読む】嘘八百についての考察 瀬戸正洋
【週俳10月の俳句を読む】嘘八百についての考察瀬戸正洋嘘ばかりついていると何が本当のことで何が嘘だったのかわからなくなってくる。孤独と恐怖に襲われたりするのは、まだまだ未熟なのである。嘘の中にこそ真実があり、嘘を極めることの中にこそ、生きていくための真実が隠されている。くましでの実や雲を塗る建築家 牟礼...
View Article10句作品 もらふ火 安岡麻佑
画像をクリックすると大きくなりますもらふ火 安岡麻佑冬銀河肢体ねぢれて球送る黙禱の眠りにも似て銀狐死なぬ日の影を放ちて大枯野木の葉雨犀の背の縮まつて皺たまゆらの灯にもらふ火や初時雨魚影ごとこほりて湖のうるはしく寝台車冬の雲より遠ざかる神の留守林間に夫見失ふ繋ぐ手を入れ替へてカトレアを抱く陶土あたためる向かひに山眠る
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