西原天気 走れ変態
にはとりを娶りし夜半の月涼し
錯乱といふもの百合の花の底
男娼を買ひに鶯谷わたる
蜜豆に乳首が混じるじつと見る
かんかんのう水母は雲の如く浮き
あさがほひらく十三歳の胸板に
山蛭もくちびるも踝もとこぶしも
夏ゆふべドンキホーテで鞭を買ふ
走れ変態あしたがないと思ふなら
にはとりを娶りし夜半の月涼し
錯乱といふもの百合の花の底
男娼を買ひに鶯谷わたる
蜜豆に乳首が混じるじつと見る
かんかんのう水母は雲の如く浮き
あさがほひらく十三歳の胸板に
山蛭もくちびるも踝もとこぶしも
夏ゆふべドンキホーテで鞭を買ふ
走れ変態あしたがないと思ふなら