$ 0 0 クリックすると大きくなります追憶と鉈 安里琉太海灼くる無風を蝶のひた歩く *日をおいて夜汽車のとほる田螺桶暮春の母屋あぶらゑのぐの饐えてゐし卯の花や天金の書の束ね売り *鳥沼の玉葱畑に寝てしまふ先生や牡丹瘦せて月瘦せてかはほりに雲の扉の展きあるひらかれへ馬上の風雲倦む耕みしはせを奇想の蒜へふり分ける吊るし倦む百丈雛の黄の総体●