$ 0 0 クリックすると大きくなります馬の貌 斉藤志歩朝露やおとなの馬の貌をして友とゐて友の姉来る草紅葉蜻蛉に肉の貧しき躯かな蜻蛉の怒れる顎のよく開く肉入れて波の立つなり芋煮会かりがねや展望台の窓の罅鉛筆を取り落としたるそぞろ寒新豆腐窪みに醤油溜まりけり籠を開ければこほろぎの匂ひ濃し月光の厨に砥石濡れてをり