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Channel: 週刊俳句 Haiku Weekly
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鴇田智哉【週俳2月5月の俳句を読む】乗り切ろう

【週俳2月5月の俳句を読む】乗り切ろう鴇田智哉贈答のハムの転がる冬構  工藤 吹転がる、といわれて古い家の畳を思う。いや、家を古いと想像したのは、贈答のハム、という言葉のせいかもしれない。何十年も昔からコマーシャルとかでハムは、贈答品のイメージをまとってきたから。まわりの暗さが、これからの冬の暮らしを予感させる。箸乾く餅の貧しく付きしまま  工藤...

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竹内宗一郎【週俳2月5月の俳句を読む】いいんじゃない

【週俳2月5月の俳句を読む】いいんじゃない竹内宗一郎たった十七音前後なのに、その内容はというと、重~いテーマのものがあるかと思えば、軽やかなテーマのものもあり、いや、テーマなんか無いんじゃないかというような内容でリズムや言葉を楽しむ作品もあって、印象も様々。そこに俳句の広さ、深さ、魅力があるのではないでしょうか。人々が決まり事だと思い込んでいる規則的なこともあるにはあるけれど、そんなことに捉われない...

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鏡像を探る 翻車魚ウェブにおける関悦史 竹岡一郎

鏡像を探る翻車魚ウェブにおける関悦史竹岡一郎最後に関悦史論を書いたのは2017年、彼の第二句集に対する論評だった。この六月に、久し振りに、その関悦史論を読み返してみた。私は作品至上主義者だから、俳人は書いた句が全て、と思っている。改めて読んでみて、私の選に間違いは無かった、と確信したが、肝心の論評の方は、今見るとあまり良い出来ではなかった。その後、関悦史の句をチェックしていなかった。ネットで調べてみ...

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対中いずみ【空へゆく階段】№73 解題

【空へゆく階段】№73...

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田中裕明【空へゆく階段】№73 後記 309号

【空へゆく階段】№73後記...

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週刊俳句 第791号 2022年6月19日

第791号2022年6月19日≫2021角川俳句賞「落選展」 ■鏡像を探る翻車魚ウェブにおける関悦史……竹岡一郎 ≫読む【週俳2月5月の俳句を読む】■鴇田智哉 乗り切ろう ≫読む■竹内宗一郎 いいんじゃない ≫読む【空へゆく階段】№73■後記・第309号……田中裕明 ≫読む■解題……対中いずみ ≫読む【中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜】■チャップリン「スマイル」 ≫読む...

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後記+プロフィール791

後記 ◆ 西原天気under constructionno.791/2022-6-19 profile ■竹岡一郎 たけおか・いちろう昭和38年8月生まれ。「鷹」月光集同人。句集『蜂の巣マシンガン』(2011年、ふらんす堂)、『ふるさとのはつこひ』(2015年、ふらんす堂) 、『けものの苗』(2018年、ふらんす堂)。■鴇田智哉 ときた・ともや■竹内宗一郎...

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〔今週号の表紙〕第792号 花菖蒲 飯島章友

〔今週号の表紙〕第792号...

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後記+プロフィール792

  後記 ◆ 岡田由季under constructionno.792/2022-6-26 profile ■津髙里永子 つたか・りえこ1956年兵庫県生まれ。「小熊座」同人、「墨(BOKU)の会」代表。句集『地球の日』『寸法直し』、著書『俳句の気持』など。■近 恵...

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今井豊【週俳2月5月の俳句を読む】苦言・提言・ひとり言

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笹木くろえ【週俳2月5月の俳句を読む】白のニュアンス

【週俳2月5月の俳句を読む】白のニュアンス笹木くろえ菓子箱に菓子の模様や冬椿  工藤 吹渦巻き、半円、短冊形などが描かれた美しい紙箱。柔らかな和紙の手触り。見事な冬椿の咲く家の主に送られた品だろう。暖かな室内でのくつろぎの描写が、外の寒さを連想させる。がつと掴んで牡蠣剥きぬ手のちから  工藤...

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近恵【週俳2月5月の俳句を読む】あーたんって誰

【週俳2月5月の俳句を読む】あーたんって誰近恵今回の週刊俳句の俳句を読もうと思いよくよく見ればなんだか若手の実力者ばかりである。ああやりにくい。自分の知っている彼らの情報が逆に鑑賞の邪魔をする。でも評価するわけではなく鑑賞するだけなら特に問題ないよね、と思い直す。そうそう、いつも通りに勝手に深読みすればいいのだ。■工藤吹『大炬燵』:正月休みの帰省時の連作とみた。タイトルの大炬燵は作品には登場しないが...

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【中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜】ザ・キングトーンズ「ラストダンスはヘイジュード」

 【中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜】ザ・キングトーンズ「ラストダンスはヘイジュード」憲武●音楽のプロデュースって、時おり「そうか! そういうことだったのか!」というような気付きを与えてくれたりします。ザ・キングトーンズで「ラストダンスはヘイジュード」。 憲武●はい。ドリフターズの「Save The Last Dance For Me」とビートルズの「Hey...

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津髙里永子 練乳 10句

画像をクリックすると大きくなります練乳  津髙里永子寸幾天之多ガーベラ絮となつて飛ぶ香水の香を分け合へる男女かな遠雷に寝つく夜明けの天邪鬼ジャズ聞いて御飯の余る手巻き寿司練乳の賞味期限や苺買ふ疑へば疑ひ合へり梅雨の薔薇家族のみ夫のみ愛せ滝の音滴りの洞にぬかるむ空と海機関車の前輪くぐる鳩涼し水なき噴水沖縄慰霊の日 

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週刊俳句 第792号 2022年6月26

 第792号2022年6月26日≫2021角川俳句賞「落選展」 ■津髙里永子 練乳 10句 ≫読む …………………………………………………………【週俳2月5月の俳句を読む】■近恵 あーたんって誰 ≫読む■笹木くろえ 白のニュアンス ≫読む■今井豊 苦言・提言・ひとり言 ≫読む【中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜】■ザ・キングトーンズ「ラストダンスはヘイジュード」 ≫読む...

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後記+プロフィール793

 後記 ◆ 村田...

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〔今週号の表紙〕第793号 笹百合 岡田由季

 〔今週号の表紙〕第793号...

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【中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜】カペナ「Waimanalo Blues」

【中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜】カペナ「Waimanalo Blues」天気●暑いので、ハワイアンを聴きます。カペナといいうバンドで、「Waimanalo Blues」。...

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鈴木茂雄 りん句るに沼る 

りん句るに沼る鈴木茂雄それはある日とつぜん送られてきた一通のメールからはじまった。「しりとりせえへん?」という関西弁特有の誘いに、対人関係の苦手なわたしは即座にそして丁重にお断りした。それなのにいつのまにかはじまっていて、気がついたら1500句ほどのストックになっている。当初は「しりとり」をはじめてしまったという後悔だけだったが、「5.7.5...

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りん句る100・その1 鈴木茂雄+野間幸恵

りん句る100・その1鈴木茂雄+野間幸恵≫鈴木茂雄・りん句るに沼る 1 浮き輪してたつた一人の海となる   S-suzuki2 如何せん木を伐る人の輪郭で   N-noma3 浮いてこい何もせんから浮いてこい   S4 誰何してかさねる時の重さかな  N5 誰かれの後日譚より夏落葉   S6 石ぬれて前方後円墳となる   N7 夏休み友は石井桃子です   S    8...

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