〔今週号の表紙〕第658号 東京港野鳥公園 樋口亜茶子
〔今週号の表紙〕第658号 東京港野鳥公園樋口亜茶子東京港野鳥公園、潮入りの池。観察小屋には幾つか望遠鏡が備え付けてあり自由に見ることが出来る。すぐ後ろから見る感覚。鳥の名前に詳しくなくとも、あっという間に時間が過ぎるのだ。しばらくして、色とりどりのコンテナを向こうに見た時、何やら現実に引き戻された気がした。●週俳ではトップ写真を募集しています。詳細は≫こちら
View Article中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 BOOKER T & THE MG'S「GREEN ONIONS」
中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜BOOKER T & THE MG'S「GREEN...
View Article【週俳10月の俳句を読む】水の気配 三宅桃子
【週俳10月の俳句を読む】水の気配三宅桃子もし、句会で「『水』に関する句」という席題がでたら、私は深く考えずに、「川」「海」「湖」「雨」などの名詞を使って、情景に水を「みえる」形で登場させて詠むだろう。ところが、青本柚紀氏の「水の回遊記」は、タイトルを水としつつも、水を示す言葉はほとんど出てこない。一読、雨の気配や潮の香りに近い作品と感じた。見えないけど、湿り気を帯びた空気が鼻先まで迫ってくる。目に...
View Article【七七七五の話】第6回 思い切る瀬と切らぬ瀬 小池純代
【七七七五の話】第6回 思い切る瀬と切らぬ瀬小池純代「どどいつ」という呼称についてもうひとつ。都々一坊扇歌の「都々一」はどこから来たのか、という話である。扇歌より以前に「そいつはどいつだ...
View Article週刊俳句 第658号 2019年12月1日
第658号2019年12月1日■第四回 「円錐」新鋭作品賞・作品募集のお知らせ ≫見る≫2019角川俳句賞「落選展」【七七七五の話】■第6回 思い切る瀬と切らぬ瀬 ……小池純代 ≫読む【週俳10月の俳句を読む】■水の気配 三宅桃子 ≫読む【中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜】■BOOKER T & THE MG'S「GREEN ONIONS」 ≫読む〔今週号の表紙〕第658号...
View Article後記+プロフィール659
後記 ◆ 西原天気under construction●それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。no.659/2019-12-8 profile■井口可奈...
View Article〔今週号の表紙〕第659号 コンビナート 西原天気
〔今週号の表紙〕第659号 コンビナート西原天気コンビナートがロシア語由来であることは今回初めて知りました。多くは石油コンビナートを指すようですが、海岸の一風景として、水平に広がるそれが、石油関連なのか何関連なのかはわかりません。●週俳ではトップ写真を募集しています。詳細は≫こちら
View Article中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 ビートルズ「レイン」
中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜ビートルズ「レイン」憲武●12月の声を聞き、時節柄といいますか、今週と来週に渡って僕と天気さんで、ビートルズを一曲ずつ推薦することになりました。というわけで、雨が降ると、この曲を思い出します。ザ・ビートルズで「レイン」。憲武●ビートルズ公式曲全213曲の中から一曲選ぶのは、かなり厳しかったです。あれもこれも、それもいいので。天気●むずかしいですよね。憲武●ビートルズは...
View Article10句作品 井口可奈 好きだと決めたから愛します
画像をクリックすると大きくなります井口可奈 好きだと決めたから愛しますセーターの模様にはあらわれない情つめたさにチューブ引き絞って余る里神楽手懐けられてしまう犬指をさす手前で逃げる冬の鳥湯豆腐の豆腐揺らして遊びけり実験のための明かりや冬景色目覚めないコールドスリープ鯨来るこの人に見せる歯ならび十二月きみならばできる葉牡丹押し広げる冬霧やスワンボートに囲まれて
View Article週刊俳句 第659号 2019年12月8日
第659号2019年12月8日■第四回 「円錐」新鋭作品賞・作品募集のお知らせ ≫見る≫2019角川俳句賞「落選展」■井口可奈 好きだと決めたから愛します 10句 ≫読む…………………………………………【中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜】■ビートルズ「レイン」 ≫読む〔今週号の表紙〕コンビナート……西原天気 ≫読む■後記+執筆者プロフィール……西原天気...
View Article後記+プロフィール660
後記 ◆ 福田若之先日、機会があって、近代の俳人たちの自筆の句をいくらかまとめて眺めることがあったのですが、なかでも、久保田万太郎の字は、やはり、とりわけゆかしいものに感じられます。ゆかしいというよりほかに、僕には、今のところ、いわくいいがたいのですが。万太郎の書を眺めていると、僕は、よくわからないうちに、何だか不安な気分にさえなってくるのです。...
View Article10句作品 松本てふこ 家族旅行
画像をクリックすると大きくなります松本てふこ 家族旅行大雪を妻もくもくと荷造りす十二月八日朝餉に味海苔が保安検査場よろよろと着ぶくれて子供にも旅荷ありけり石蕗の花冬浜にゆるやかに散り一家かなレノン忌や貝殻砂に埋めなほし幼稚園バス冬紅葉横切りぬ避寒地のガードレールやよく汚れ旅に来てシャンプー安しシクラメン冬帽の夫が佇む渚かな
View Article〔今週号の表紙〕第660号 マガモ 岡田由季
第660号 マガモ岡田由季秋に渡ってきた頃には、マガモのオスは地味な姿でしたが、今の時期は綺麗な生殖羽に変わり、メタリックな緑色の頭が目を引きます。写真を撮ったところ、、たまたまオス・メス・オスの順になり、この三者の関係性は不明です。なんとなく真ん中のメスがコケティッシュな表情にも見え、気に入っています。●週俳ではトップ写真を募集しています。詳細は≫こちら
View Article【句集を読む】紐について 辻美奈子『天空の鏡』の一句 西原天気
【句集を読む】紐について辻美奈子『天空の鏡』の一句西原天気季語とそれ以外の部分の関係については、膨大な説明と議論が存する模様。二物衝撃とか取り合わせとか十二音技法とか、まあ、あるわけですが、話を広げることはせず、例えば、実作に際しては、〈連想〉のような操作が作者のアタマの中で展開されることもないわけではないだろう。それが正当か適切か称揚されるかどうかは別にして。蝌蚪生まれ行ったことなき紐育...
View Article【空へゆく階段】№21 俳句探訪 竹中宏「饕餮」 田中裕明
【空へゆく階段】№21俳句探訪 竹中宏「饕餮」田中裕明「青」1984年8月号掲載【編註】タイトルのうち〈竹中宏「饕餮」〉部分は今回の転載に際して加えた始は忘じぬ終は見えこずと踊り子 竹中...
View Article週刊俳句 第660号 2019年12月15日
第660号2019年12月15日■第四回 「円錐」新鋭作品賞・作品募集のお知らせ ≫見る≫2019角川俳句賞「落選展」■松本てふこ 家族旅行 10句 ≫読む…………………………………………■ 第二回 全国学生俳句合宿レポート……若林哲哉・森舞華・竹村美乃里・中矢温 ≫読む【空へゆく階段】№21俳句探訪 竹中宏「饕餮」……田中裕明 ≫読む 解題……対中いずみ ≫読む...
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