$ 0 0 【俳誌を読む】野遊びの手『鷹』2017年7月号+『椋』第76号西原天気野遊びのとき、手は、きほん、所在ない。足がだいじ。手は何かに触ったりもするけれど、目で見たり、耳で聴いたり、鼻で嗅いだりが主役。野遊びのポケットの手を出しなさい 石田郷子〔*1〕さびしがるてのひらと野に遊びけり 南十二国〔*2〕メインではないだけに、手のことが気になったりもする。〔*1〕『椋』第76号(2017年6月5日)〔*2〕『鷹』2017年7月号